3月23日(月) スターライト特別 5歳
3月21日(土) 第52回 ばんえい記念 (BG1)
3月15日(日) 第41回 ポプラ賞 (BG3)
3月14日(土) 花月特別 A1-1
3月7日(土) 第51回 イレネー記念 (BG1)
3月1日(日) 第41回 チャンピオンカップ (BG2)
2月29日(土) 深雪特別 A1決勝
2月23日(日) ウィナーズカップ (準重賞)
2月22日(土) 雪月花特別 A2-1
2月17日(月) 第10回 スピードスター賞 (準重賞)
2月16日(日) 第45回 黒ユリ賞 (BG2)
2月15日(土) 然別賞 オープン-1
2月9日(日) 第30回 ヒロインズカップ (BG1)
2月8日(土) 如月特別 オープン-2
2月3日(月) ダイヤモンドダスト賞 5歳
2月2日(日) B1-2組
2月1日(土) サンケイスポーツ賞 A2決勝
1月26日(日) 第13回 白雪賞 4歳
1月20日(月) プロキオン特別 オープン-2
1月19日(日) 睦月特別 オープン-1
1月18日(土) 吹雪特別 A1-1
1月13日(月) 山羊座特別 A2-1
1月12日(日) 第43回 ばんえいプリンセス賞 (準重賞) 4歳牝馬
1月11日(土) LVR2020開催記念 B1-1
1月6日(月) ばんえい十勝金杯 (準重賞)
1月5日(日) 新雪特別 A2-1
1月3日(金) 第13回 天馬賞 (BG1)
1月2日(木) 第42回 帯広記念 (BG1)
3月23日(月) 10R 18:10 |
スターライト特別 5歳 別定 |
波乱含み | ||||||
枠 | 馬 | 印 | 馬 名 | 性齢 | 重量 騎手 | 厩舎 | 前々走 | 前 走 |
1 | 1 | オレワチャンピオン | 牡5 | 760 菊池 | 中島 | ウインター 6 | 白樺賞 8 | |
2 | 2 | ジェイコマンダー | 牡5 | 760 西 将 | 金山 | ウインター 9 | えぞまつ 7 | |
3 | 3 | △ | フレイムゴールド | 牡5 | 750 島津 | 金田 | 深雪特別A1 1 | 花月特別A1 4 |
4 | 4 | ミスタカシマ 出走取消 | 牝5 | 740 鈴木恵 | 槻舘 | |||
5 | 5 | オールラウンダー | 牡5 | 750 長澤 | 西 弘 | 深雪特別A1 2 | 花月特別A1 3 | |
6 | 6 | ▲ | コウシュハレガシー | 牡5 | 760 藤野 | 平田 | チャンピG2 6 | ポプラ賞G3 8 |
7 | 7 | マツノタイガー | 牡5 | 750 赤塚 | 小北 | A1-1 6 | 花月特別A1 1 | |
8 | △ | サンシルクラポピー | 牝5 | 730 村上 | 鈴木 | A1-1 5 | 花月特別A1 8 | |
8 | 9 | ○ | アフロディーテ | 牝5 | 740 西 謙 | 西 弘 | ヒロイ牝G1 1 | ポプラ賞G3 7 |
10 | ◎ | キタノユウジロウ | 牡5 | 760 松田 | 村上 | チャンピG2 4 | ポプラ賞G3 4 |
★ポイント★
・アアモンドグンシンがばんえい記念に回り不在、ミスタカシマも出走取消となれば、重賞2勝キタノユウジロウが実績上位の存在。前三走に比べれば条件は楽になった。一昨年は若草特別2着、昨年はクリスタル特別1着。今年も年度末の特別戦を良い形で締め括りたい。
・天馬賞馬のコウシュハレガシー。その後が振るわないが、こちらも相手関係と荷物はいくぶん楽に。ここなら勝負を仕掛けられる場面、本来は障害上手なタイプだし、前進可能。
・二走前にヒロインズCを制したアフロディーテ。粘り切れなかった前走も登坂力は示していたし、30キロ減は嬉しい材料、さらに西謙に戻る。条件好転で牡馬相手でもここなら。
・ジェイコマンダーの近三走は古馬相手で致し方なし。いくらか馬場も軽くなりそうだし、切れ味を活かせれば。ただ、狙いは荷物が軽くなる来季初頭かもしれない。
・オレワチャンピオンは今季、鈴木恵で[3-6-0-3]に対し、他騎手では[0-1-2-14]。限定戦になるぶん相手関係が楽になるとはいえ、現状ではどこまで前進が見込めるか。
・他4頭はクラスが下で10キロもらう形。マツノタイガーは人気薄でAクラスを2勝。前走は重馬場だったが、軽くても悪くはない。末を活かせる展開になれば。
・オールラウンダーはなかなか勝ち切れないが、先行力あって障害も安定、好内容が続いている。やや離されたとはいえ天馬賞4着、ここもそう崩れない。
・フレイムゴールドの前走は珍しく障害で手間取ったが、馬場も重過ぎたか。終い盛り返してきたし、本来は安定感のあるタイプ、格上相手でもそれほど見劣らない。
・サンシルクラポピーにとって、15キロとはいえ減量になるのは好材料。前開催よりは馬場も軽くなっている。まずは障害カギだが複穴なら。
(2020/3/23)
■レース結果 | キタノユウジロウが人気に応えキッチリ! | ||||||
3月23日(月) |
スターライト特別 5歳 別定 |
晴 0.9% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | キタノユウジロウ | 760 松田 | 村上 | 2.07.2 | 1 | ||
2 |
コウシュハレガシー | 760 藤野 | 平田 | 2.08.2 |
4 |
||
3 | オールラウンダー | 750 長澤 | 西 弘 | 2.16.7 | 3 | ||
4 | マツノタイガー | 750 赤塚 | 小北 | 2.17.1 | 6 | ||
5 | フレイムゴールド | 750 島津 | 金田 | 2.18.4 | 2 |
落ち着いた流れも良かったのか、キタノユウジロウが好位から一腰で障害を切ると、終いもよく歩いて差し切った。この相手で荷物差も少なければやはり一枚上、今季最終戦できちんと結果を出した。まだ成長してもらわなければ困る馬だろう。
コウシュハレガシーは今回は積極策。レースを作って障害もスムーズ、終いはややジリっぽくなったが、これくらいは走って当然。来季は厳しい5歳シーズン、相手関係がカギとなりそう。
オールラウンダーは今回も下りてから切れなかったが、西謙が乗らずにこの内容なら上々。今季は体も出来てきて、以前の線の細さは払拭されたし、まだ良くなりそう。
フレイムゴールドは前走同様に障害でスムーズさを欠いた。とはいえこちらも確実に階段は上っているし、年度変わりで荷物が軽くなって動きやすいところから改めて上昇へ。
アフロディーテ(5番人気6着)も悪い内容ではなかったが、牝馬戦かハンデをもらった際の狙いとなるか。
■レース結果 | 王者復権、オレノココロが3度目の頂点! | ||||||
3月21日(土) |
第52回 ばんえい記念 (BG1) 4歳以上 定量 |
晴 1.4% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | オレノココロ | 1000 鈴木恵 | 槻舘 | 4.16.0 | 2 | ||
2 |
センゴクエース | 1000 菊池 | 槻舘 | 4.17.9 | 3 | ||
3 | ホクショウマサル | 1000 阿部 | 坂本 | 4.26.7 | 1 | ||
4 | コウシュハウンカイ | 1000 藤本 | 松井 | 4.29.3 | 4 | ||
5 | ソウクンボーイ | 1000 村上 | 西邑 | 5.16.4 | 6 |
期待された通りの好レース、名勝負となった。
センゴクエース、オレノココロが先に第二障害手前へ。他馬も集まったところで、オレノココロ、センゴクエースの順で仕掛けたが、やはり障害で苦戦。
3番手で付けたコウシュハウンカイは、ジックリ溜めて6番目に仕掛けると、ヒザを突きそうになりながらも二腰半で切ってトップ抜け。一時は後続に30m以上の大きなリード、驚異の登坂力を活かして理想的な形を作れたのではないか。終い止まるのは想定内、そこからどれだけ辛抱できるかに賭けたが、残り20からはじつに長かった。それでも涙が出るほど力は出し切った印象。
勝ったオレノココロは、さすが王者、さすが鈴木恵介。3番手で下りると見る見る差を詰め、残り25で一旦止まったが、もう前の馬は捉えられるという確信があったのでは。無理に行かせず、止まるのを許したことで、返事をしてからは最後まで歩き切っての完勝。やはりこのレースは、勝ったことがある馬と、勝ち方を知っている騎手の強みが大きい。
センゴクエースは障害で苦しむのは想定内、…とはいえ、何度もヒザをつき、戦前の予想以上に後れを取った。下りてからは昨年同様に一度も止まらず歩き切るという驚愕の末脚、昨年は軽馬場だったが、今年の馬場で止まらないのは化物としか言いようがない。それだけに惜しまれる。ゴール後に見せた菊池一樹の痛恨の表情が印象的だった。
注目ホクショウマサルは第一障害でヒザをつくなど四苦八苦。明らかに荷物が堪えていると見てとれたが、途中からスイッチが入ったのか、連勝記録の重みと誇りを示すには十二分の内容だった。一旦オレノココロより前に出た時点で、自ら止める(ことも許されているレース)手もあったかもしれないが、後ろのセンゴクエースが伸びてきていた中では致し方なかったか。きちんとダメージ抜きさえできれば、来季(特に前半)の重賞戦線では中心の存在になり得る。
明け5歳アアモンドグンシンは勝ち負けを意識した競馬の中で障害は2番手クリア、下りてからも見せ場十分だった。騎手にしてみればおそらく期待以上の動きで、夢を見たぶん限界に近づき、競走中止という結果に繋がってしまったが大健闘と言える。こちらもダメージは心配だが、来季への期待は高まる内容だったのでは。
■レース結果 | 明け4歳アオノブラックが完勝! | ||||||
3月15日(日) |
第41回 ポプラ賞 (BG3) 4歳・5歳 別定 |
晴 1.7% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | アオノブラック | 780 西 謙 | 金田 | 2.01.4 | 4 | ||
2 |
インビクタ | 750 島津 | 松井 | 2.16.9 | 6 | ||
3 | ジェイエース | 750 阿部 | 山本 | 2.18.4 | 3 | ||
4 | キタノユウジロウ | 790 松田 | 村上 | 2.28.7 | 5 | ||
5 | ギンノダイマオー | 750 藤本 | 松井 | 2.37.5 | 9 |
アオノブラックがテンからペースを握り、第二障害もアッサリ越えると後続を全く寄せ付けず。昨年暮れのダービーの後はここを目標に調子を上げての完勝、前週のイレネー記念同様に、さすが金田厩舎、照準を定めたレースで最高の競馬だった。この内容なら、来季は今回不在だった三冠馬メムロボブサップを脅かすことも可能ではと思える。
インビクタは先に抜けられては勝つ目はないが、それでも上手く上げ、今回は最後まで我慢して2着死守。他馬との荷物差を活かしてギリギリの線を突いた島津の好騎乗。
ジェイエースは障害でロス、さすがに重賞はそう甘くなかったが、終いはしっかりと歩き切った。近走が示すとおりの成長は感じられたし、まだ良くなってきそう。
結果的に上位三頭は全て4歳馬。5歳ではキタノユウジロウが障害を何とか二腰で切り、歩いてはいたが、前半の位置取りを覆すまでは厳しかった。ハンデを貰っていた昨年との違いはあったか。
1番人気で6着のアアモンドグンシンは、自分のペースではなく先行アオノブラックに合わせざるを得ない形。馬場と荷物も考慮していたのだろうが、その結果障害でミスが出た。古馬を封じたドリームACとチャンピオンCに対して、世代限定戦で苦戦した(2着だったとはいえ)天馬賞と今回。自信を持って前へ行き、下でタメる形を作れないと途端に綻びが生じる。
■レース結果 | 力強い末脚でマツノタイガー! | ||||||
3月14日(土) |
花月特別 A1-1組 |
晴 2.0% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | マツノタイガー | 760 赤塚 | 小北 | 2.30.6 | 8 | ||
2 |
ミノルシンザン | 765 阿部 | 大友 | 2.34.1 | 5 | ||
3 | オールラウンダー | 765 西 謙 | 西 弘 | 2.34.4 | 1 | ||
4 | フレイムゴールド | 765 島津 | 金田 | 2.37.9 | 2 | ||
5 | ノエルブラン | 770 鈴木恵 | 槻舘 | 2.47.8 | 4 |
重馬場見込みだったが、それにしても勝ち時計が2分30秒を超えるとは、相当重い部類だったのでは。この時期の馬場水分は全くアテにならない。
人気上位馬が先行する予想通りの展開だったが、その後ろから仕掛けたマツノタイガーが力強い末脚でまとめて面倒。これまでは、鈴木恵を配した際、加えて軽ければなお良し、という印象だったが、思った以上に成長しているようだ。これで年明け二度目の穴駆け、赤塚とも手が合っているか。
ミノルシンザンは障害で一旦止まったが、下りてから長く脚を使って2着浮上。半兄ミノルシャープとは違ったタイプで、終いの歩き比べで強みが出る馬だが、好素材に本格化の気配が漂う。
オールラウンダーは前のノエルブランを見ながら正攻法。終いは思ったほど歩けず、ここも勝ち切れなかったが、この着差なら評価下げの必要もない。
フレイムゴールドは珍しく障害で手間取った。結果論だが、ここまで重い馬場では重量増も多少影響したか。最後はよく盛り返してきたし、これも次走改めて注目。
形は作ったノエルブランだが、やはり終い苦しくなった。力はあり、荷物も馬場も変わる年度明けでは忘れないようにしたい。
ゴール前僅かのところで詰まって着順を落としたサンシルクラポピー(7番人気8着)、プレザントウェー(3番人気10着)にしても踏ん張りは見せており、馬場次第では大きく着順が上がる可能性はある。
■レース結果 | 大一番で輝いたコマサンダイヤ! | ||||||
3月7日(土) |
第51回 イレネー記念 (BG1) 3歳 定量 |
晴 2.0% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | コマサンダイヤ | 690 藤野 | 金田 | 2.01.5 | 3 | ||
2 |
トワトラナノココロ | 690 阿部 | 坂本 | 2.19.7 | 2 | ||
3 | カイセドクター | 690 渡来 | 坂本 | 2.21.1 | 4 | ||
4 | ダイナマイト | 690 藤本 | 大河原 | 2.29.9 | 5 | ||
5 | コウテイ | 690 菊池 | 槻舘 | 2.36.3 | 6 |
まずは、断然の1番人気に推されながら競走中止となってしまったキョウエイリュウについて。約2ヶ月ぶりでも馬体重+16キロと体は作ってきたし、気配は決して悪くないように見えた。たしかに、終わってからならいくらでも敗因を挙げられる。荷物もそうだが、初めてに近い重い馬場、道中で多く刻む展開、キャンター気味の障害への掛け方…。しかし、課題をクリアできるとの見方が大勢を占めていたからこその単勝1.1倍ではなかったか。先はまだある。
勝ったコマサンダイヤは、好位から第二障害をアッサリ抜けて突き放す文句なしの内容。仮定の話だが、キョウエイリュウが障害を切っていても抑え込めた可能性。増量で息の入る流れもやはり良かったし、来季へ向けて期待しかない。
トワトラナノココロは何とか一腰、下りてからの切れ味で見劣ったが、それでも2着は確保。今後も善戦止まりとなる場面はありそうだが、世代上位級の評価。
タメて行ったカイセドクターは下りてからジワジワ伸びてきた。もう少し前でも勝負になるとは思うが、末が堅実なのは今後の武器となり得る。
■レース結果 | アアモンドグンシン、古馬を完封! | ||||||
3月1日(日) |
第41回チャンピオンC(BG2) 4歳以上選抜 別定 |
小雪 2.4% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | アアモンドグンシン | 810 長澤 | 小林長 | 1.49.1 | 1 | ||
2 |
オレノココロ | 820 鈴木恵 | 槻舘 | 1.52.3 | 3 | ||
3 | センゴクエース | 810 菊池 | 槻舘 | 1.58.6 | 2 | ||
4 | キタノユウジロウ | 810 松田 | 村上 | 2.04.7 | 5 | ||
5 | シンザンボーイ | 810 阿部 | 坂本 | 2.09.0 | 4 |
想定以上に雪が残り、この組み合わせだとアアモンドグンシンに最も利がある条件となった。馬場を味方に先々から一腰で下ろして後続を完封。今季は世代重賞の三戦を勝てなかった一方で、ドリームACに続き古馬混合重賞を2勝。この後はポプラ賞へ向かうことになると思うが、相手関係よりも馬場状態が重要になりそう。
オレノココロは、今回は重賞、軽めの馬場もあって近二走とは違いきちんと位置を取りに行く形。そこから障害をスンナリ切り、よく詰めてはきたが、前も止まらず。それでも大目標へ向けて不満のない内容。
二番手で仕掛けたセンゴクエースはヒザをついたが、そこから立て直せてはいたし、下りてから伸びてもいる。本番はどのみち一腰では切れない舞台、どの位置で下ろせるかが問題。
キタノユウジロウは馬場適性で劣った印象だが、障害も一腰で自身悪い内容ではない。これも次はポプラ賞だろうが、馬場次第ではアアモンドグンシン逆転も十分可能では。
■レース結果 | 能力通用示したフレイムゴールド | ||||||
2月29日(土) |
深雪特別 A1-1・2決勝 |
晴 1.6% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | フレイムゴールド | 750 島津 | 金田 | 2.17.1 | 2 | ||
2 |
オールラウンダー | 755 西 謙 | 西 弘 | 2.22.4 | 1 | ||
3 | カネゾウ | 755 赤塚 | 久田 | 2.24.3 | 4 | ||
4 | ココロノタカラ | 755 阿部 | 坂本 | 2.24.6 | 7 | ||
5 | サクラダイチ | 755 西 将 | 金山 | 2.25.7 | 9 |
フレイムゴールドが好位から安定した取り口、一旦ココロノタカラに前に出られる場面もあったが、終いまでしっかり歩ける強みで競り勝った。夏以降の成長が著しく、現級では今後も崩れそうにない。
オールラウンダーはややジリっぽくなかなか勝ち切れないが高値安定、本格化を迎えつつある。この5歳二頭は非常に楽しみで、来季はオープン入り確実だろう。
カネゾウは特別で増量がどうかとも思えたが、何とか一腰で上げたし、終いまで辛抱して歩いた。次開催は2組の平場に編成されるし、出てくれば引き続き注目。
一旦抜け出そうかというシーンもあったココロノタカラ。惜しまれる内容で、もう少し馬場が軽ければ…というところだが、中味は濃い。
ブラックダンサー(3馬人気7着)は消極的な競馬で見せ場なし。前回の特別と同じような結果になってしまったが、これも次開催出走なら平場。巻き返しの余地も。
カクセンキング(5番人気9着)は障害で止まってしまったのが全て。ただ即修正してくるパターンもあり、人気落ちでも簡単には見限れない。
■レース結果 | ホクショウマサル、堂々31連勝 | ||||||
2月23日(日) |
ウィナーズカップ(準重賞) 4歳以上選抜 別定 |
晴 2.5% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | ホクショウマサル | 780 阿部 | 坂本 | 1.47.3 | 1 | ||
2 | ソウクンボーイ | 780 村上 | 西邑 | 1.56.1 | 4 | ||
3 | ミノルシャープ | 790 島津 | 大友 | 1.56.9 | 2 | ||
4 | ウンカイタイショウ | 780 渡来 | 久田 | 1.57.1 | 7 | ||
5 | マツカゼウンカイ | 770 藤本 | 松井 | 1.59.0 | 5 |
※騎手変更:8番ハクタイホウ 赤塚→菊池
ホクショウマサルが31連勝。今回もテンは速くなかったが、障害を越えるとあとはいつも通り。増量も相手強化も全く問題ではなかった。今季は連勝記録もあってレースを選び、ここがまだ8戦目。休み休みでありながら、いつも結果を出せる状態に仕上げてくる陣営も素晴らしい。この後はばんえい記念だろう。
ソウクンボーイはここもある程度前め。障害一腰とは行かなかったが、すぐに二腰目が入って切ると、下りてからよく伸びた。かなりの状態の良さを感じさせる内容。
ミノルシャープにとっては、前走と比べると前半(第二障害手前まで)が20秒近く速い流れ。馬場差はあるにせよ、前走ほど楽な形ではなかった。そのあたりが終い止まってしまった一因かもしれない。
収穫十分だったのはウンカイタイショウ。先に下りる形は作れなかったが、この荷物と馬場で(勝ち馬は別格としても)終いまでしっかり歩き、地力強化を示すに足る内容。まだ強くなる。
メジロゴーリキ(3番人気6着)は特段悪いわけではないのだが、期待の大きさからすると不満が残ると言わざるを得ない。障害一腰だったとはいえ、本来はもう一列前で第二障害に付けたいはず。今季はどんなものか。
■レース結果 | 真価発揮したミノルシンザン! | ||||||
2月22日(土) |
雪月花特別 A2-1組 |
雪 2.4% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | ミノルシンザン | 740 阿部 | 大友 | 1.50.7 | 1 | ||
2 | インビクタ | 745 島津 | 松井 | 1.50.9 | 4 | ||
3 | オレノタイショウ | 740 西 将 | 久田 | 1.51.8 | 6 | ||
4 | ホクトシンバ | 745 藤本 | 岩本 | 1.53.0 | 8 | ||
5 | シマノシンザン | 750 松田 | 坂本 | 1.59.6 | 3 |
障害で一旦止まりかけたミノルシンザンだが、三番手で下ろすと残り30からグイグイ伸びて僅かに差し切った。雪馬場でも上手く対応していたし、確実な末脚は荷物が増えてこそ強みとなる。これで昇級となるが、条件が合えばまだ上も望めそうだ。
インビクタは昇級戦、増量もあって前走ほどは行かなかったが、さすがの登坂力。軽馬場で終いも止まらずに粘り込んだ。今開催は変則編成で、後節の決勝はA1との混合だが、平場で荷物は軽くなる。
オレノタイショウは軽くなった時の西将らしい積極策。近走苦労していた障害も二腰で上げて流れ込み。重い馬場だとまだわからないが、キッカケになるか。
シマノシンザンは馬場が白くなった時点でもうアウト。前走に続いて雪に泣かされたが、その割には頑張っていたし、馬場が変われば結果も変わる。
案外だったのがイズミクィーン(2番人気7着)とギンノダイマオー(7番人気8着)。前者はまだ本調子でないのか、荷物が堪えているのか。後者は大事に行っても全く上がらず、また修正が必要に。
■レース結果 | 最速はジェイファースト! | ||||||
2月17日(月) |
第10回スピードスター賞(準) 4歳以上選抜 定量 |
雪 2.9% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | ジェイファースト | 490 阿部 | 金山 | 54.5 | 6 | ||
2 | メジロゴーリキ | 500 西 謙 | 松井 | 55.3 | 2 | ||
3 | ウンカイタイショウ | 500 渡来 | 久田 | 57.9 | 4 | ||
4 | オオゾラシンスケ | 500 中山 | 今井 | 58.8 | 8 | ||
5 | サンシルクラポピー | 470 鈴木恵 | 鈴木 | 58.8 | 3 |
逃げたメジロゴーリキを残り20手前でジェイファーストが差し、好位から脚を伸ばしたウンカイタイショウが3着。予選二戦目の地吹雪賞と同じような形で結果も3着まで同じ。
軽量戦は見たままでこれ以上は解説のしようもないが、適性を求めたジェイファースト陣営の判断はお見事。
次走以降の注目では、今井厩舎の三頭(オオゾラシンスケ、ゴールデンフウジン、ブチオ)。次はもちろん通常戦だが、軽量戦帰りの今井厩舎には注意。
■レース結果 | 中山直樹エンゼルフクヒメが初重賞! | ||||||
2月16日(日) |
第45回黒ユリ賞(BG2) 3歳牝馬 定量 |
雪 1.6% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | エンゼルフクヒメ | 640 中山 | 小林長 | 1.30.7 | 2 | ||
2 | アヴエクトワ | 640 鈴木恵 | 久田 | 1.34.2 | 6 | ||
3 | アバシリルビー | 640 藤野 | 金田 | 1.37.2 | 1 | ||
4 | ニセコヒカル | 640 赤塚 | 平田 | 1.38.2 | 5 | ||
5 | ヒメトラマジック | 640 藤本 | 松井 | 1.40.2 | 8 |
5Rの頃から雪が降り始め、軽馬場はどうかと思えたエンゼルフクヒメだが、四番手で下ろすと自慢の末脚を活かして力強く差し切った。結果論だが、中途半端に軽いよりも、雪馬場にまでなって、かえって良かったかもしれない。こうなればほぼ全馬が刻まずに行く形で縦長にならず、自身も行くしかなく、また行っても上げられる馬場だった。
アヴエクトワは馬場も味方、先行力と登坂力を存分に発揮し、最後まで鈍らず歩き切った。現状では軽馬場ベターの印象はあるが、牝馬同士では上位の力を改めて示した格好。
1番人気のアバシリルビーは3着。テンから行って第二障害トップ付けからトップ抜け、一旦は突き放したが、終い苦しくなった。単勝1.6倍まで売れたのは、この馬場なら、という見方が多かったものだと思うが、ここも近走同様にやはり甘さが課題に。障害は上手く馬体もあり、素材は一級品だけに、今後の成長に期待。
雪馬場になったことによるプラスマイナスは各々あったと思うが、それでも現状でのできること、出せる力は出せた馬が大半の印象で、非常に素晴らしいレースだった。
騎手生活23年目にして今季大ブレイクの中山騎手はこれが重賞初勝利。勝利騎手インタビューは涙あり、そして同騎手らしく笑いも交えた(照れ隠しか)良いものだった。祝福したい。
■レース結果 | ミノルシャープ、楽々と2連勝! | ||||||
2月15日(土) |
然別賞 オープン-1組 |
晴 1.5% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | ミノルシャープ | 780 島津 | 大友 | 2.02.5 | 1 | ||
2 | センゴクエース | 780 菊池 | 槻舘 | 2.09.9 | 2 | ||
3 | キタノユウジロウ | 770 松田 | 村上 | 2.16.3 | 6 | ||
4 | オレノココロ | 790 鈴木恵 | 槻舘 | 2.21.9 | 3 | ||
5 | シンザンボーイ | 780 阿部 | 坂本 | 2.24.0 | 7 |
戦前から予想された通りの緩い流れで、ミノルシャープにとっては楽な形。障害をアッサリ抜けると、軽々と押し切った。さらに体も増えていたし、充実。
センゴクエースもだいぶ常識にかかってきた感じ。チャンピオンカップでは30キロ荷物が増えることになるが、そこでも期待できそうだ。
キタノユウジロウが同じ5歳のコウシュハレガシーを競り落としての3着。二走前で乱れた障害も戻ってきたし、これも今後へ向けては上々の内容。
コウシュハレガシーはゴール寸前で詰まって着順を落としたが(6着)、きちんと障害を切って残り20までは三番手。評価を下げる必要はない。
オレノココロは大事に障害を上げて少し脚を伸ばしただけ。特別ではこんなものなのだろう。馬体重-37キロ、過去の好走時の体重を見れば、そう気にする必要はないかもしれないが、次走の気配は注目。
■レース結果 | 初重賞が初G1、美しき新女王アフロディーテ! | ||||||
2月9日(日) |
第30回ヒロインズカップ(BG1) 4歳以上牝馬 |
晴 1.9% |
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着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | アフロディーテ | 760 西 謙 | 西 弘 | 2.13.3 | 2 | ||
2 | タナボタチャン | 770 阿部 | 坂本 | 2.16.5 | 4 | ||
3 | フェアリースズ | 780 島津 | 岩本 | 2.17.6 | 3 | ||
4 | ナカゼンレディー | 760 船山 | 小北 | 2.17.7 | 8 | ||
5 | ナカゼンガキタ | 790 藤本 | 松井 | 2.18.2 | 5 |
常に前々でレースを運んだアフロディーテ。第二障害ではヤマノホシを先に行かせると、初の荷物でありながら驚くほどスムーズで、抜群の登坂力を活かし切った。おそらくプラン通りの、先に下りて後続を封じる完璧な内容。もちろん馬も騎手も素晴らしいが、この競馬ができる状態に仕上げた厩舎の勝利でもあるだろう。
12月16日のレディースCの後は、一開催ずつ空けながら二度使ってここ、のローテーションだったが、前走時が馬体重+32キロ。食いが細くて体が増えにくい馬ということだが、余裕残しで上手く増やし、今回はそこから-19キロ。予想通り減ってきたが、レディースC時との比較ではほぼ同じ(-4キロ)という計算づくの仕上げ。西弘美調教師にとって久々の重賞勝利を呼び込んだ。
タナボタチャンはこの荷物と馬場では厳しいかとも思えたが、前めからでも障害をしっかり上げ、末脚に繋げるという充実ぶりを示す内容で接戦の中を2着。これがラストランとも伝わっているが。
フェアリースズもしっかり上げ、しっかり歩き、成長と好調さを示した。自己条件に戻って勝ち切れるか。
終い失速したとはいえ、シンエイボブ(9番人気6着)の健闘も目立った。ある程度詰めて行っても一腰で障害を切れたし、ずいぶんと良くなってきた印象。
1番人気のミスタカシマは7着。障害は無難にクリアしたが、そこから脚を使えなかった。もちろん荷物も堪えているのだろうが、前週の雪馬場で速い時計を走らされた反動もあったかもしれない。
■レース結果 | ソウクンボーイ、積極策から凌ぎ切る! | ||||||
2月8日(土) |
如月特別 オープン-2組 |
晴 1.9% |
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着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | ソウクンボーイ | 770 村上 | 西邑 | 2.00.4 | 3 | ||
2 | アオノブラック | 765 西 謙 | 金田 | 2.00.5 | 4 | ||
3 | ハクタイホウ | 770 赤塚 | 久田 | 2.03.9 | 2 | ||
4 | カンシャノココロ | 770 阿部 | 坂本 | 2.12.0 | 8 | ||
5 | オレワチャンピオン | 760 鈴木恵 | 中島 | 2.21.0 | 5 |
ソウクンボーイが行きっぷり良く先行策。この形での好走例もある馬だが、それだけ調子が良いということなのだろう。障害を一腰で切ると、終いもしっかり歩き切って粘り込んだ。
アオノブラックがここまで勝負の競馬をするとは想定外だったが、この荷物で2着なら素直に好評価でいいし、やはり明け4歳世代のレベルは高い。
追っての味で見劣ったハクタイホウだが、前めからでも障害は修正できていたし、好調でそう崩れない。
マツカゼウンカイ(1番人気10着)は流れに乗りあぐね、障害でも止まってしまい全く良いところがなかった。馬体を戻しながら復調してきた馬、少し減らした近二走でも動けてはいたが、この時期にそこからさらに-15キロ、結果を見ると影響はあっただろう。
■レース結果 | 連勝決めたアアモンドグンシン! | ||||||
2月3日(月) |
ダイヤモンドダスト賞 5歳オープン |
雪 2.5% |
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着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | アアモンドグンシン | 770 長澤 | 小林長 | 1.23.8 | 1 | ||
2 | ミスタカシマ | 750 鈴木恵 | 槻舘 | 1.29.6 | 2 | ||
3同 | キタノユウジロウ | 770 松田 | 村上 | 1.32.0 | 9 | ||
3同 | ハマノダイマオー | 740 藤本 | 松井 | 1.32.0 | 10 | ||
5 | コウシュハレガシー | 770 藤野 | 平田 | 1.32.9 | 6 |
雪馬場となったが、アアモンドグンシンにとっては決してマイナスではない条件。第二障害トップ付けから下でタメて上げる、というパターンも確立され、オープン特別ではもう崩れない。勝負を仕掛けてくる馬もいるであろう重賞でどうか、というだけ。
ミスタカシマは馬場に合わせた競馬をしたわけではないが、やはり力はある。思ったほど体は戻ってこないが、次へ向けて不満のない内容。
軽馬場適性で劣るキタノユウジロウは、特に勝ち負けを意識した競馬ではなかったが、結果的に3着浮上。ハマノダイマオーは馬場が軽かった分、近走苦労していた障害を一腰で切れた。鵜呑みにはできないが、次走へ繋がればいい。
フレイムゴールド(3番人気7着)は軽馬場がダメというのではないが、さすがにせわしない流れ。自己条件なら見直せる。オールラウンダー(4番人気6着)もほぼ同様。
サンシルクラポピーは軽馬場で大きなプラスがあると思えたが、今回は障害で苦戦。ただ、軽馬場巧者というのはこの後も忘れずに覚えておきたい。
■レース結果 | 昇級二戦目のエニグマが快勝! | ||||||
2月2日(日) |
B1-2組 |
晴 1.6% |
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着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | エニグマ | 705 阿部 | 坂本 | 2.17.4 | 1 | ||
2 | サカノメイケツ | 685 中山 | 田上 | 2.20.1 | 2 | ||
3 | ペーパンヨシヒメ | 685 船山 | 小林勝 | 2.30.2 | 7 | ||
4 | テツアズマ | 685 菊池 | 松井 | 2.33.4 | 4 | ||
5 | サカノメイホウ | 685 松田 | 松田 | 2.39.6 | 3 |
昇級二戦目のエニグマが正攻法から抜け出し快勝。前走も含め、自分の力は出せるタイプ、極端に条件が変わらなければ安定して走れそう。
サカノメイケツが前走同様の先行策から再度2着。この形なら好走できる、というのは、たとえ凡走を挟んだ後でも覚えておきたい。
前2頭がそのまま流れ込むやや淡白な競馬、ペーパンヨシヒメは前々で運んで前進といえる内容だが、障害では一旦止まるシーンも。これだとまた消極的な競馬に戻すかもしれない。
テツアズマは障害次第、スンナリ切れれば馬券圏内まで伸びて来るが、現状ではやや信頼度に欠く。人気のない時のほうが買いやすい。
サカノメイホウは道中から騎手の指示と一致しない動きでギクシャク。スイッチが入らなかった。
■レース結果 | 決勝の特別でもブラックダンサー! | ||||||
2月1日(土) |
サンケイスポーツ賞 A2-1・2決勝 |
曇 1.7% |
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着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | ブラックダンサー | 745 長澤 | 大河原 | 2.19.2 | 2 | ||
2 | プレザントウェー | 745 村上 | 久田 | 2.19.5 | 4 | ||
3 | マツノタイガー | 740 赤塚 | 小北 | 2.22.2 | 3 | ||
4 | ミノルシンザン | 740 阿部 | 大友 | 2.22.7 | 1 | ||
5 | ヤマトジャパン | 740 藤野 | 金田 | 2.29.4 | 7 |
週中の雪の影響も残るかと思えたが、蓋を開けてみれば1Rからやや重めの馬場。
それもあってかスローに流れて下りてからの追い比べ。ブラックダンサーが最後まで鈍らず競り勝った。特別戦初勝利、前走から一気の35キロ増で結果を出したあたり、確実にパワーアップしている。次からA1に昇級するが、まだ力をつけてきそう。
相変わらず安定の好内容を示し、わずかコンマ3秒差のプレザントウェー。こちらも次走昇級となるが、登坂力を活かせばそう崩れないだろう。
マツノタイガーは増量+重馬場でも前走に引き続いて好走と、復調成った。これも昇級で次走は相手強化となるが。
ミノルシンザンは障害で一旦立ち止まった分の差だけで、現級では常に上位の評価。次開催のA2は予選・決勝ともに平場で勝ち味の遅さが出る可能性もあるが、上が抜けて相手は楽に。
オホーツクノタカラ(5番人気8着)は障害で手間取ってしまった。ただし、すぐに修正可能とも思え、人気落ちなら次走改めて。
■レース結果 | 追い比べ熾烈、重賞馬2頭を抑えジェイエース! | ||||||
1月26日(日) |
第13回 白雪賞 4歳オープン |
晴 1.6% |
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着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | ジェイエース | 710 鈴木恵 | 山本 | 1.47.8 | 2 | ||
2 | メムロボブサップ | 740 阿部 | 坂本 | 1.50.0 | 1 | ||
3 | アオノブラック | 740 西 謙 | 金田 | 1.50.2 | 4 | ||
4 | アオノゴッド | 710 村上 | 金田 | 2.01.4 | 9 | ||
5 | サクラドリーマー | 710 藤本 | 今井 | 2.01.6 | 3 |
トップ付けから先頭で下ろしたジェイエースを巡り、すぐにメムロボブサップ、アオノブラックも追撃。残り40mは三頭びっしり、力の入る競り合いとなったが、ジェイエースが半馬身差を最後まで守り切った。
追い比べとなれば30キロの重量差は大きかったと思うが、この形を作った鈴木恵はやはり流石。
好機を逃さずこれで3連勝、4歳の中では賞金5番手となり、ポプラ賞の出走権獲得へも前進。自在性があり、荷物が増えても問題ないだけに、重賞でも楽しめるかもしれない。
2着メムロボブサップも、30キロ差でこの内容ならもちろん評価は下がらない。今季の残りはハンデとの戦いともなってくるが、引き続き三冠馬の実力を示してくれそう。
アオノブラックは前走とはまるで勝負度が違ったが、やはり走る。あと一、二度使ってポプラ賞へ向かうだろうが、そこでは荷物の恩恵も受けられそうな情勢。狙いを定めたレースでは要注意。
サクラドリーマーは障害一腰とは行かず、現時点では荷物を課せられると地力の差があると認めざるを得ない。ただ自己条件に戻れば即巻き返しは可能だろう。
ギンノダイマオーは障害で苦戦。良い時の状態に戻れば荷物への対応も可能と思うが、まだ途上だったか。次走が大事に。
■レース結果 | 復活への足懸かり、センゴクエースが久々の勝利! | ||||||
1月20日(月) |
プロキオン特別 オープン-2組 |
曇 2.9% |
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着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | センゴクエース | 765 菊池 | 槻舘 | 1.41.8 | 1 | ||
2 | ウンカイタイショウ | 760 渡来 | 久田 | 1.43.7 | 2 | ||
3 | ハクタイホウ | 760 赤塚 | 久田 | 1.45.1 | 5 | ||
4 | ジェイコマンダー | 755 西 将 | 金山 | 1.48.1 | 7 | ||
5 | ゴールデンフウジン | 760 藤野 | 今井 | 1.48.7 | 4 |
速い馬場、外の端コースなど、不安がないわけではなかったセンゴクエース。一番人気とはいえ単勝2.6倍にとどまったのがそれを表しているが、久しぶりに障害を綺麗に切れたとなれば負け目なし。まともなら勝って当然の相手だったとはいえ、快勝は素直に評価したい。
ウンカイタイショウが道中で一度しか刻まずに前へ行くこの馬のパターンから粘り込んだ。センゴクエースにスムーズな競馬をされてはさすがに叶わなかったが、やはり軽馬場が合うし、もう一段階上へ行ける馬。
同厩ハクタイホウも前々から障害をスンナリ切って上々の内容。こちらも軽馬場は元来巧者だが、今は重くても走れるし、馬体が25キロ増と戻っていたのも好感。1100キロ近く、あるいは超えている時のほうが安定する印象。
一瞬良い脚を見せたジェイコマンダーだが、最後は脚色が一緒になった。このあたり微妙に荷物が影響しているのかもしれない。
ゴールデンフウジンは障害で二腰。普段ならロスといえるほどではないが、今回に関しては上位馬が全て一腰から歩き切る競馬。終い詰めてきたがその差を埋め切れなかった。ソウクンボーイ(3番人気6着)も同様。
■レース結果 | ゴール前とらえたアアモンドグンシン | ||||||
1月19日(日) |
睦月特別 オープン-1組 |
晴 1.4% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | アアモンドグンシン | 765 長澤 | 小林長 | 1.53.7 | 1 | ||
2 | ミノルシャープ | 770 島津 | 大友 | 1.53.8 | 3 | ||
3 | シンザンボーイ | 770 阿部 | 坂本 | 2.01.1 | 6 | ||
4 | オレノココロ | 775 鈴木恵 | 槻舘 | 2.03.0 | 2 | ||
5 | メジロゴーリキ | 765 西 謙 | 松井 | 2.14.8 | 5 |
アアモンドグンシンは、第二障害トップ付けから下でタメて上げる、という最近の好走パターンに持ち込めた。一旦はミノルシャープに先んじられたが、障害を一腰で切れればしっかり伸びる。ゴール寸前で差し切り。
ミノルシャープは慣れもあるのだろうが、700キロ台の荷物ならもう崩れない。以前ほど高重量を苦にするイメージもなくなりつつあるし、非常に良いシーズンを送っている。
シンザンボーイは切れで劣った形だが、位置を取りながら障害も一腰と、内容的には十分。流れや荷物次第でいくらでも着順は変わりそうで、まずは一安心か。
オレノココロは勝負に照準を合わせずに、無理のない範囲での競馬。以前からそういう面はあるものの、重賞以外では買い時が難しい。
もう少し形を作りに行くかとも思えたメジロゴーリキだが、流してきただけで活気に欠けた。軽量戦に回ればそれなりに動きそうだが…。
■レース結果 | オープン入りを決めたオレワチャンピオン! | ||||||
1月18日(土) |
吹雪特別 A1-1組 |
晴 1.4% |
|||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | オレワチャンピオン | 735 鈴木恵 | 中島 | 2.02.4 | 1 | ||
2 | フェアリースズ | 730 島津 | 岩本 | 2.05.4 | 3 | ||
3 | カクセンキング | 750 藤野 | 槻舘 | 2.06.7 | 6 | ||
4 | オールラウンダー | 745 西 謙 | 西 弘 | 2.07.8 | 4 | ||
5 | ノエルブラン | 750 長澤 | 槻舘 | 2.09.4 | 7 |
鈴木恵に戻ったオレワチャンピオンが前々から先に仕掛けて、一腰で抜けると危な気なく押し切り。着差以上の完勝といえる内容だった。これでオープン入りとなるが、2歳時に重賞勝ちもある実力馬が再浮上してきた。
フェアリースズは下でタメる形を作れれば特別の荷物でも苦にしないようになってきた。下りてからの切れ味も見せ、以前より確実にパワーアップ。
テンは遅かったカクセンキングだが、道中で押し上げると今回は障害を一腰でまとめ、終いもしぶとく伸びた。ややムラだが、前半が極端に速くならなければ次走以降も。
オールラウンダーは切れ味で見劣ったが、正攻法でこの着差なら現級でも互角に戦えることは示した。次も争覇圏。
センリョウボス(2番人気6着)は上位馬に比べれば、いくらか障害で後れを取った。ただ、これもタイミング一つのもので、すぐに警戒は緩められない。
■レース結果 | ミノルシンザン、追い比べを制す | ||||||
1月13日(月) |
山羊座特別 A2-1組 |
晴 1.9% |
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着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | ミノルシンザン | 725 阿部 | 大友 | 2.03.7 | 2 | ||
2 | フレイムゴールド | 730 島津 | 金田 | 2.04.4 | 1 | ||
3 | ホクトシンバ | 735 藤本 | 岩本 | 2.08.2 | 4 | ||
4 | オレノタイショウ | 730 鈴木恵 | 久田 | 2.10.5 | 6 | ||
5 | プレザントウェー | 735 村上 | 久田 | 2.15.8 | 3 |
ミノルシンザンが今回は前々で上手く流れに乗って勝ち切った。安定感のあるタイプで、次走も崩れることはなさそう。やはり特別ベターか。
惜しい競馬が続くフレイムゴールドだが、自身が何か悪いというわけでもない。現級では最上位評価なのは引き続き変わらない。
ホクトシンバがここも頑張って3着。勝ち負けするには周りの誤算待ちとはいえ、特別で連続好走は好調さの証しか。
キレで劣ったプレザントウェーだが、特別でも不安のない登坂力は示した。極端に人気を集めるタイプではないが、それだけに条件問わず買える馬。
■レース結果 | 課題の障害クリアしてサクラユウシュン鮮やか! | ||||||
1月12日(日) |
第43回ばんえいプリンセス賞(準重賞) 4歳牝馬 | 晴 2.0% | |||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | サクラユウシュン | 660 西 将 | 金山 | 1.49.9 | 4 | ||
2 | クイーンヴォラ | 660 阿部 | 坂本 | 1.53.0 | 1 | ||
3 | ヤマサンブラック | 660 藤本 | 岩本 | 2.02.7 | 3 | ||
4 | ジェイセリナ | 660 鈴木恵 | 平田 | 2.06.6 | 8 | ||
5 | アアモンドラッシュ | 660 松田 | 小林長 | 2.12.9 | 7 |
とにかく障害次第というサクラユウシュンだが、先に下ろしてしまえばこちらのもの。気楽に行けたにせよテン乗り西将の好騎乗も光った。安定感には欠けるが、この形になれば強い。
今回は勝ち馬が走りすぎただけで、クイーンヴォラの充実ぶりも目立つ。一気に力をつけてきた印象で、これでまた昇級となるが、B2でも通用可能では。
上位2頭からはやや離されたヤマサンブラックだが、660でも障害を一腰で切れたのは今後に向けて明るい材料。
ジェイカトレア(2番人気8着)が案外だったが、重量差を意識してか、忙しい流れに付き合ってしまったのが影響したのかも。ハンデをもらう立場になれば巻き返しも。
■レース結果 | 人気に応え連勝決めたジェイエース! | ||||||
1月11日(土) |
LVR2020開催記念 B1-1組 | 晴 2.2% | |||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | ジェイエース | 720 鈴木恵 | 山本 | 1.53.7 | 1 | ||
2 | シマノシンザン | 725 阿部 | 坂本 | 1.56.3 | 5 | ||
3 | サクラドリーマー | 720 藤本 | 今井 | 1.57.3 | 2 | ||
4 | タナボタチャン | 705 渡来 | 坂本 | 2.01.9 | 6 | ||
5 | アオノゴッド | 720 西謙 | 金田 | 2.05.8 | 4 |
特別変わりでもジェイエースが2連勝。前走より多少控える形から、障害を一腰で切って最後まで確実に歩き切った。2歳時はスピード型の印象だったが、体も増えて徐々にパワー型にシフト。非常に良くなってきた。
シマノシンザンは例によってテンで置かれたが、うまく追い上げることができた。やや流れを選ぶ嫌いはあるが、この時期の特別戦だとマッチする。
サクラドリーマーは前走を踏まえて勝ちに行く競馬。そのぶんゴール前でやや甘くなったが、評価が下がる内容ではないし、以前よりも増量に対応できている。まだまだ出世が見込める。
昇級戦のアオノゴッドはそう無理をしなかった印象だが、障害は一腰で切っていたし、次走は前進を見込めるだろう。
インビクタ(3番人気6着)は強気にスピードで押せなくなりつつある馬場と荷物。ただし平場戻りならまだ警戒は必要となるか。
■レース結果 | ホクショウマサル、日本競馬史上最多の30連勝! | ||||||
1月6日(月) |
ばんえい十勝金杯(準重賞) 4歳上オープン 別定 | 晴 1.3% | |||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | ホクショウマサル | 760 阿部 | 坂本 | 1.54.3 | 1 | ||
2 | ハクタイホウ | 755 赤塚 | 久田 | 2.01.0 | 2 | ||
3 | アサヒリュウセイ | 750 菊池 | 松井 | 2.10.8 | 7 | ||
4 | コウリキ | 760 松田 | 長部 | 2.14.3 | 5 | ||
5 | カンシャノココロ | 760 渡来 | 坂本 | 2.15.7 | 6 |
ホクショウマサルが30連勝達成。テンこそやや行き脚がつかなかったが、道中で追い上げ障害もキッチリ越えて完勝。
相手云々ではなく勝ち続けるのが難しい競技、陣営には相当の重圧があったと思うが、見事に期待にこたえてくれた。一年半もの間、よくぞ勝ち続けた。この偉業はどんな言葉を並べても称賛しきれない。
十分に見せ場を作ったハクタイホウ。障害への不安に伴い慎重にレースを進めざるを得ない時期もあったが、荷物が増えてこの内容ならオープンでも互角に戦える。マサルの陰に隠れてはいるが、こちらも実力馬が戻ってきた。
アサヒリュウセイがずいぶんとスムーズな競馬。過去シーズン終盤には上位に顔を出してくるシーンもしばしば。
ナカゼンガキタ(4番人気6着)は荷物が重くなると動きが渋くなる。アアモンドヒューマ(3番人気中止)は障害ムラな面が強く出てしまった。
■レース結果 | 好位から抜けたオオゾラシンスケ | ||||||
1月5日(日) |
新雪特別 A2-1組 | 晴 1.4% | |||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | オオゾラシンスケ | 735 中山 | 今井 | 2.05.0 | 5 | ||
2 | フレイムゴールド | 730 島津 | 金田 | 2.05.8 | 1 | ||
3 | ミノルシンザン | 725 阿部 | 大友 | 2.09.1 | 4 | ||
4 | ホクトシンバ | 735 藤本 | 岩本 | 2.11.5 | 10 | ||
5 | アフロディーテ | 710 西 謙 | 西 弘 | 2.12.2 | 2 |
オオゾラシンスケは流れについて行けて登坂力を活かし、特別の荷物でも最後まで伸び切った。続く最終レースのブチオもそうだったが、軽量戦帰りの今井厩舎は注意を要するかもしれない。
わずかに差されたフレイムゴールドだが、今回は勝ち馬を褒めるべきで、逃げてこの内容なら評価は下がらない。次走も中心格。
ミノルシンザンは勝ち負けまで加わるシーンはなかったが、ジワジワと伸びて3着。平場より特別のほうがチャンスあるか。
アフロディーテは悪い内容ではなかったが、そこまで結果に拘っていなかった印象。ヒロインズCが最大目標だろうが、それまでに1~2戦使ってくるか。上昇カーブを描いてくるはず。
イズミクィーンを初め、振るわなかった馬にしても、最下位まで14秒差の範囲内。次走は下の組に編成されそうな馬もいるが、そこで見直す余地はありそうだ。
■レース結果 | 兄に続いたコウシュハレガシー、ラスト一冠で重賞初V! | ||||||
1月3日(金) |
第13回 天馬賞 (BG1) 5歳 定量 | 晴 1.7% | |||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | コウシュハレガシー | 760 藤野 | 平田 | 2.08.9 | 6 | ||
2 | アアモンドグンシン | 760 長澤 | 小林長 | 2.12.4 | 1 | ||
3 | ミスタカシマ | 740 鈴木恵 | 槻舘 | 2.23.0 | 3 | ||
4 | オールラウンダー | 760 西 謙 | 西 弘 | 2.30.8 | 7 | ||
5 | サンシルクラポピー | 740 村上 | 鈴木 | 2.38.6 | 8 |
障害で手間取る馬が多いなか、ジックリ仕掛けたコウシュハレガシーが一腰で抜け、そのまま押し切って快勝。人気が落ちていたぶん、気楽に乗れたのは間違いないが、重賞実績もあった馬でフロックではない。今回に関しては騎手起用もピタリと嵌った。昨年の全兄メジロゴーリキに続いて兄弟制覇。
外枠に並んだ人気馬3頭はいずれも障害で大苦戦。中でもキタノユウジロウ(2番人気7着)は過去にないほど上がれなかったが、先に下りる形を作りたかったぶん、息の入らないキツイ流れになってしまったか。
ミスタカシマもヒザをついた後、鈴木恵が力づくで上げて行ったが、さすがに差せるほどの脚は残っていなかった。
届きそうにない位置から2着まで押し上げたアアモンドグンシンにとっても、近走とは勝手が違う流れ。かえって能力の高さは示されただけに、勿体無い内容だったが…。
ただ、3頭いずれも今季まだ重賞は残されている。次走改めて注目。
最後は苦しくなったオールラウンダーだが、登坂力と地力強化は示した形。まだ強くなる。
ジェイコマンダー(4番人気9着)は何とか上げてきたが、伸びるどころか止まってしまった。このあたり、荷物か、馬場か。
■レース結果 | 見せた地力と意地、コウシュハウンカイが二度目の制覇! | ||||||
1月2日(木) |
第42回 帯広記念 (BG1) 4歳以上 別定 | 晴 1.6% | |||||
着順 | 馬 名 |
重量 騎手 |
厩舎 | タイム | 人気 | ||
1 | コウシュハウンカイ | 920 藤本 | 松井 | 2.44.8 | 5 | ||
2 | オレノココロ | 910 鈴木恵 | 槻舘 | 2.47.0 | 1 | ||
3 | ソウクンボーイ | 890 村上 | 西邑 | 2.53.5 | 6 | ||
4 | センゴクエース | 900 菊池 | 槻舘 | 2.56.4 | 4 | ||
5 | ゴールデンフウジン | 900 藤野 | 今井 | 3.09.7 | 7 |
人気を落としていたコウシュハウンカイがここで復活。重い馬場の高重量戦でどうかと見る向きもあったが、ワンテンポ遅らせた仕掛けから、他馬が障害で苦戦する中で一腰、持ち前の登坂力を存分に活かした。この馬場、この荷物で、障害下から約80mを最後まで止まらずに歩き切ったのは絶賛に値する。入線直後に藤本騎手が馬の尻を叩いて労う姿と、レース後の松井調教師の涙。この状況で見せた古豪の懸命の走りに心を揺さぶられた素晴らしいレースだった。
オレノココロは一旦ヒザをついたが、立て直しには手間取らず、差し切るかの伸び脚。それが残り10で詰まるとは…。結果的に、障害のミスがラストに響いたということだろうか。ただ、不振は脱したと見て良い。
ソウクンボーイは自身も障害で苦戦したが、下りてから歩けるという点で浮上しての3着。ハマリ競馬で評価が上がるわけではないが、好調さは示した。
センゴクエースは障害で何度もヒザをついたが、騎手の指示に応え立て直そうという意思は見られたし、気持ちが前に出てきたのは好材料。このまま上向いて行けば。
ミノルシャープ(2番人気6着)は腰を入れ直して何とか二番手で抜けてきたし、終いはさすがに苦しくなったとはいえ、初の900キロ。人気より下の着順だが、健闘との評価も。
案外だったのがシンザンボーイ(3番人気7着)。これほど障害で苦しむイメージはなかったのだが…。ちょっと負け過ぎ。